「ラディッキオ・タルディーヴォ」が青森の農家さんから入荷しました!
イタリアでもっとも美しく高価な野菜ともいわれるこの、ラディッキオ・タルディーヴォは、北イタリア、ヴェネト州にあるトレヴィーゾ、パドヴァ、ヴェネツィアの3つの県にある24の村だけでつくられています。その特殊な生産方法と限定的な生産地域から、ヨーロッパ共同体が特に高品質な食材に対し授けるIGP(保護指定地域表示)マークを所持しています。チコリの一種ですが、地元で“冬の花”と呼ばれるように鮮やかな紫色の花のような形で、デリケートな味わいがあります。
この美しい色と高価になるにはその栽培方法にあります。
畑でまず大きく葉が伸びるまで栽培します。(その際はまだこの色ではありません)
その栽培方法は農家さんによって若干の差はありますが・・
大きく葉が育ったものを収穫した後、根付きのラディッキオ・タルディーヴォをカゴに入れ暗室に設置した大きな水槽に並べていきます。この水槽には地下水が絶えず流れており、生産者によってさまざまですが、このプールに約14日から18日間収獲した野菜をつけっぱなしにしておきます。ラディッキオ・タルディーヴォはこの間、腐ることなくたくましく生きながら新たな根っこを生やします。もともとある太い根と、新しく生えてきた細い根はどんどんと水を吸収していきます。実は、ラディッキオ・タルディーボのその花のような可憐な姿とおいしさの秘密は、この水にあるのです。(※写真/色々な栽培方法がありますが、収穫したものを一定期間水に漬けます)
くっきりと色が変化したラディッキオ・タルディーヴォは水槽から引き揚げられ、泥がついた根っこを切り落とす作業にかかります。
文字通り泥まみれになって、泥のついた根っこの束を周りから切り落とすとだんだん中心部の白い根が見えてきます。この白い根の長さは6cm以下、直径3cm以上という生産者協会の規則があり、規定に外れるとIGPを名乗ることができません。
一度土で栽培して、その後水栽培するという手間と時間がかかる為、美しく高価な野菜となるのです。ただその味わいは格別です!
手間暇かけたタルティーボは、独特の甘みとほろ苦さ歯ごたえがなんともいえません!
カプリカプリではタルディーヴォの魅力をストレートに味わっていただけるよう・・・サラダでご用意しています!ぜひご賞味ください!