こちらがモリーユです。
モリーユ茸は桜や銀杏の木の周囲に生えてくる春のキノコです。
美味しいキノコなのですが現在のところ栽培出来ないので春の時期に天然物を採取するしかなく、海外では、トリュフに次いで高値で販売されている高級食材です。
…なんとも特徴ある外観、網傘のように見えるので「アミガサタケ」という和名がついています。
このキノコ、なんと日本で(北海道でも!)採取できるのです・・・。一度北見に住んでいた友人から箱いっぱいに詰められたモリーユを頂いたことがあります。まさに「宝箱」でした・・・。
今回はこのモリーユをコース料理の前菜の1品にご用意しています。ぜひその香しい味わいをお楽しみください。
さて、話変わりますが
4月といえば欧州では大切な「イースター/復活祭」があります。
※イタリアでは「パスクア(Pasqua)と言います。今年は4月21日!!
キリストの復活した日で、春分を過ぎた最初の満月の後の日曜日がパスクアになります。キリストが生誕した12月25日も、もちろん大切な祝日ですが、同じ位、キリストの復活した日はイタリア人にとって、とても大切な日です。パスクアまでの一週間は聖週間と呼ばれ、パスクア、そして翌日のパスクエッタと、多数がカトリックのイタリア人にとってはとても大切な行事になっています
パスクアが近づくとカラフルな卵型のチョコレートやウサギや卵のディスプレイが街にあふれるので、とても楽しい気分になります・・・・。
日本でも近年、紹介される機会も増えてきたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが・・・このパスクアに欠かせないのが「玉子」なのです・・・。
今回は貴重な春キノコ、モリーユを玉子料理に合わせています。
そして、北海道の春と言えば・・・グリーンアスパラ!玉子によく合います!