カプリカプリの畑で「プンタレッレ」の栽培に成功しました!
夢にまで見た自家栽培です・・・。
この野菜との出会いはかれこれ20年ほど前・・・・。
店を始めたばかりの私はその頃、「イタリア」とつく紀行文や旅行記なんかを
本屋で見つけては買って読んでいました。
もちろん、イタリア大好き!なのはもちろん、イタリア料理店で皆様をお迎えする以上、いろいろなことを知らなくちゃ・・・・という気持ちもありました。
そんな中で出会ったとある旅行記
この本はイラストが素敵で、(とくにレストランでの描写が!)
イタリアに旅行に行った気分にさせてくれました。
その本の中で目を奪われたのがこの野菜!
その当時は、日本にはほとんど輸入されておらず、
また、イタリアでもごく限られた地域(日本で例えると京野菜みたい)
でしか食べられておらず・・・。(ですから、北の方に旅行してもめったにお目にかかることはなかったのです・・。)
冬の終わりにローマあたりを旅しないと食べられなかったんです・・・。
まさしく憧れの野菜でした。
もちろんその当時食べたこと無かったのです!
どうしても食べてみたくて
1度、東京の輸入商社からイタリア産を取り寄せたことがありましたが
確か・・・1株¥2.500以上したような・・・・。
それを真ん中だけしか食べないんですから、どんだけ高価な野菜か!と青くなりました。(それでも食べて見たかったんですよ。)
でもあまりに「高すぎる!」ので、「ならば作っちゃえ!」と
翌年には種を手に入れ、早速畑に植えてみました。
が、しかし、初めて栽培する野菜・・・・そう簡単にうまくいくはずもなく。
あえなく玉砕。
その後、札幌近郊の農家さんでも栽培に成功する方がいらっしゃって
何度かいただいたことはあったのですが・・・
やはり自分たちで作りたいという気持ちはずっとありました。
ただ昨年も失敗・・・。今年は栽培方法などを変えて挑んでみました。
大きく葉が伸びてから土に近いところを軟白化させて収穫するのです。
なんと!昨日株の中にアスパラの穂先のようなものがあるではないですか!!
苦節○年(?)やっと栽培に成功しました!
プンタというのは「尖った」という意味。
この尖った「とう」の部分を
を裂いて氷水にさらしてアンチョビドレッシングで 食べるのが一般的です。
なんともいえない、シャキシャキとした食感がたまりません!