この「美女と野獣」はストーリーも構成もとてもわかりやすく、小さなお子様から大人の方まで、どなたにでも親しんでいただけるミュージカルだと思います。
と、言いますのは・・・・・ ミュージカル、とひとくくりに言っても、様々なタイプがあります。
もちろん、ミュージカルですから、音楽、歌、ダンスが重要なお芝居ということには変わりはないのですが ほぼ全編、歌のみで進み、セリフも節がついているものや 「美女と野獣」のように、セリフがあってストーリーが進み、歌やダンスが盛り込まれているものなどもあります。
中には歌が無いダンスミュージカル「コンタクト」(劇団四季)などもあります。
ですから、初めてのミュージカルを観劇される方にもストーリーも追いやすいですし、とても楽しめる作品だと思います。
ちなみに・・・・
*ほぼ全編歌での構成の演目は劇団四季では、 ・キャッツ、ジーザスクライストスーパースター、また、オペラ座の怪人など 東宝が上演しているもので代表的なのは ・レ・ミゼラブルやミスサイゴンなどです。
「美女と野獣」は「愛」をテーマに豪華なセット、華やかな衣装、びっくりする舞台装置と共にファンタスティックな おとぎの世界へ誘ってくれます。
おすすめの観劇
まずは全体が見渡せる少し後ろの方から見ることをおすすめします。
その方がキャラクター全部を見ることができますし、わかりやすいと思います。
もし、この世界観が気に入ったら、ぜひ二回目は少し前の席で1度観劇するのをおすすめします。
細かいディテールも見られ、え?こんなところにこんなのが!!!というビックリする発見があるはずです。
ただ、早変わりの変身シーンは一番前で見ていてもけしてわからないですけど。
わかるかな?
見どころのひとつに 様々な「物」に変えられてしまった人を衣装で表しているところがあります。 有名なナンバー「ビーアワーゲスト」では フィーク、スプーン、シュガーポット、ナフキン、泡立て器、などに姿を変えられてしまった人たちが登場、踊ります。
日本の家庭にはなじみがなくちょっとわかりにくいのが「チーズグレイダー(チーズおろし)」 ちょっと注意して見てください!
これですよ!
そして素晴らしいジャンプにはどうぞ「拍手」を!お忘れなく。
ソムリエ的観方(?)
2幕のディナーのシーンでテーブルの上のシャンパンクーラーにささっているのは
「ペリエ ベルエポック」です!
花柄の美しいボトルで有名です。
ボトルの華やかももちろん舞台映えしますが
ヒロインの名前が「ベル」ということにも、もちろんこだわっているに違いないでしょう。