キャッツ

今回は「キャッツ」についてです!

見どころはいろいろありますが、まずどこの席に座っても、その席なりの楽しみ方ができる・・・ので、まず一回、劇場に足を運んでいただきたいな・・・と思っています。

「キャッツ」には台詞がないので、劇中では名前が明らかにならない猫も多く、初めての観劇ではキャスト表を見ても、ほとんど「顔と名前が一致しない」状態です

しかし、それぞれキャラクターがあってみなさん細く演じているのでわかってくると意外なところが垣間見られ、より楽しめると思います。

それぞれが個性的な猫のここが見どころ!という案内です!

観劇の参考にしていただければ幸いです。

まだまだ調査中のところも多く加筆していきます!お楽しみに~

 

猫の名前 見分け方 ここがみどころ! この猫との出会い
グリザベラ 紫系のぼろぼろな毛皮(コート)を来ている。ただし、1幕冒頭のみ違う姿。頭は黒、赤、白が混ざって体は全体的に灰色です!ぜひ見つけてください。ダンスシーンではデュトロノミーの近くにいます。一曲だけ見られる彼女の姿を最初から追うとしたら、冒頭、歌が始まって7番目にタイヤの上で歌っている女性です。*欄外参照1へ

全編を通して隅っこで独り寂しくしています。舞踏会でも上手上方に佇んでいます。

とにかく歌!メモリーはミュージカルを観たことがなくても知っている人も多いでしょう。俳優さんによって歌い方は様々でキャストの違いを楽しめます。個人的には冒頭のダンスシーンはみのがせません! 握手席は最前列下手通路1~3列目あたりまで
ジェリーロラム=グリドルボーン 

 

 

 

 

色は薄めの黄色。頭は黄土色系に一部茶色まじり。手足の毛(ウォーマー)は薄茶と茶。アスパラガスの歌を歌います。この後に出てくる劇中劇のグリドルボーンと二役。第一幕ではジェミマとグリザベラ登場時に歌います。また一幕メモリーの前にシラバブと歌ってからオーブンの陰に消えます。

ジェニエニドッツを紹介するスリーガールズの一人。

やはりガスを紹介するナンバーは必見。静かな歌と、転調してからのチャーミングさがみどころ。しかし、なんと言って も、グリドルボーンになってからの一転して悪女のくるくる変わる表情は必見*私適にはミストフェリーズにマジックをかけられて金縛りになっているところ、魔法が解けたところも面白いです。お見逃しなく!  *猫の名前/上手通路(調査中)*ミストフェリーズナンバー/下手通路後方(調査中)

*最後の握手/

上手通路6~9列あたり

5列27番でぎりぎり最後の握手でした。

ジェニエニドッツ オレンジ系のまだらな毛並みでどこからでも見分けがつきやすい。登場場面の衣装はとても重いとのこと。しっかりもののおばさん猫。自己ナンバーの他バストファージョーンズさんを紹介します。

若い猫がグリザベラに近づこうとすると止めに入ります。マキャビティにも果敢に挑むおばさん猫…

 

 

自己ナンバーがやはり見せ場です。楽しく歌いながらタップダンスを踊ります。二幕冒頭ではスキンブルにエスコートされて踊ってます。マキャビティファイトでは下手スロープで思いっきりやられてます。シラバブに対してしっかりものの面倒見のいいおばさんという面がよくでています。 *ミストフェリーズナンバー/上手通路15列くらいか?握手席/最前列BCDE列スロープ側、上手通路FGHIくらい
ランペルティーザ 薄い黄色の小柄な縞猫。お腹が白く、所々に黒っぽい毛が生えている。泥棒猫の時はスカーフと真珠のネックレス着用。レッグウォーマーもタイトに。

好奇心一杯という感じです。動きの一つ一つが愛らしいです。泥棒カップルですが、マンゴジェリーとは歳の差がありそうです。ただしそれもキャストによるかと。ラスト近く、グリザベラに向かって歩き出す辺り、彼女もまた純粋な心を残す幼い猫なのかも?

舞台回転前に下手側から登場。斜めに横切り上手側にあるごみの山の中を通って回転が終わる頃に土管に入っていきます。

 

見所はやはり何と言ってもマンゴジェリーとの自己ナンバー。身軽でアクロバティックな動きがすばらしいです。そして全編通しての素早い動き。タガーナンバーでは一番張り切っています。 *猫の名前/下手側789番くらい
ディミータ  オレンジにはっきりとしたキレイな黒の縞にキリリとした顔。メス猫の中では一番男勝り的な!?グリザベラが群れに近づくとシャーっと威嚇したりも・・・。偽物のデュトロノミーは一番先に気づく。 もちろん、マキャヴィティナンバーが見どころ!また、シャープな動きもかっこいい!ハンサムなメス猫!
ボンバルリーナ 薄い黄色の身体に、赤みがかった黒い毛並み。 黒っぽくセクシーマキャヴィティナンバーを歌う  マキャヴィティナンバーはもちろんみどころ!また、ダンスナンバーではみどころがたくさん。一幕舞踏会前半、タントミール、ディミータとポーズを取るシーン・ミストフェリーズとユニゾンでのダンス・ 後半、輪の中心でのランパスキャットとのペアダンス。二幕冒頭はマンゴジェリーとペアになっています。ヂュト様を探すマジックで助手を務める。
シラバブ 色は薄い金色。他の雌猫よりは白っぽい。手足の毛(ウォーマー)もふさふさした感じ。白っぽいふさふさの手足をした仔猫。仔猫らしいしぐさ満載でかわいい!

タガーのシーンでは、まだオス猫には興味がないらしく、舞台向かって右手端でりんごの匂いを嗅いだり、しっぽで遊んだりしてます!(見逃さないで!)

 

なんと言ってもその歌が見所ですが、それ以外にも、前述のタガーシーンで一人遊びとか、仔猫らしい可愛いしぐさが魅力。
タントミール 体毛の短い赤茶色のすらりとした猫でその姿はどこでも見つけやすい。 しなやかな動きと優雅なダンスが見ものです。なんと言っても冒頭の伸び上がりシーン。ジェニエニドッツの紹介するスリーガールズのうちの一人。ニ幕冒頭のギルバートとの熱々シーンも。
ジェミマ 黒い毛が左右に生えている。頭はオレンジと白。身体は白が基調。ジェニエニドッツを紹介するスリーガールズの一人 ダンスシーンと、スリーガールズ~タガーナンバーでの表情も。マキャヴィティ、タガー、ランパスキャット、カーバケッティにリフトされてます。
ヴィクトリア 頭のてっぺんから爪先まで真っ白な猫。 客席とのにらめっこの後、静かなシーンでソロ。二幕始まってすぐは黄マキャとダンスしてます。
カッサンドラ 黒と茶色の猫。毛は短めで耳はくるくると小さくついてます。タンブルブルータスと同じような柄。舞踏会シーン中盤で、他の猫達が地面に座る中、タイヤの上でタンブルブルータスとリフトを織り交ぜたダンスを踊ります。

登場している間は常に横にタンブルブルータスがいます。

タンブルブルータスとのダンスシーンと熱々ぶり。
マンカストラップ 白と黒というより、銀灰と黒に近い色合い。耳の広がり具合も大きくリーダー的存在なので常に目立つ。 説明する必要がないほど目立ってますし、リーダー的な猫としてほぼすべてのシーンに登場しています。グロールタイガーの劇中劇では子分役。旗持ちとして活躍!マキャヴィティファイトでのやられっぷりもお見逃しなく!
ラム・タム・タガー ライオンような尻尾、ベルト、鎖が特徴。普通の猫の時は尻尾がふさふさ(冒頭と、劇中劇の時のみ)旧キャッツとは大きく違った猫のうちの一匹。私はエルビスプレスリーみたいな真っ白なタガーも好きだったな・・・)*首輪付 自己ナンバーはやはり見どころ!あれだけのメス猫を虜にするのだからやはりネコ界では相当のハンサムに違いない!いつもは群れから離れたところにいるのだがデュトロノミーやミストフェリーズを紹介するあたり、ただのひねくれ物というより実力があるらしい!?

舞踏会シーンでは、激しいダンスになった途端にこそーっと出て行ったり、いいところで登場したりしてます。マキャビティの声と同時にオーブンの後ろに去って行く

これまた俳優さんによって絡み方が違いますが、近くに居る雄猫と何かやっていることも多いです。歌はとにかく必聴。

*いわゆる「連れ去り」席はだいたい下手3列から9列くらいまで若い女性が1人舞台上へ連れ去れダンスを踊ります。 
ミストフェリーズ 真っ黒の毛並み。自己ナンバー以外では片足は白いろいろなシーンでうろうろしている黒い猫なのでまず目に付き、ので多分一番覚えやすい猫だと思います。

魔術猫という紹介をされるのは一番最後になりますが、おばさん猫のシーンからマンカストラップをマジックで硬直させ、ボール(舞踏会)シーンでも星を呼んだりしています。

自己ナンバーでは黒い上半身にさらに黒い上着を着て、足に履いていたレッグウォーマーも履き替えます。

まず、見どころはなんといってもダンス!最初から最後まで、センターや一番前で踊ることが多いです。一幕からちらほらマジックを見せているミストフェリーズですが、やはり自己ナンバーが一番の見せ場です。たくさんのマジックをしていて楽しいです!(車のトランク上で固まってるジェリーロラムとコリコパットも。)ターンとかジャンプの際には大きな拍手で!
マンゴジェリー 雄の中では唯一オレンジの猫。頭は赤。 泥棒猫の時はスカーフとベスト着用。マキャヴィティ紹介の歌の中に悪人の例として名前を挙げられますが、そこまで悪い感じがしない。 自己ナンバーでのランペルティーザとの息ぴったりのダンスは一番のみどころです。海賊猫の手下としても登場します。
スキンブルシャンクス 金色に茶の縞猫。青い目のシャドー。茶色のふっさりした尻尾。1幕は茶色のアーム&レッグウォーマー、2幕は白いアームウォーマーに黒いレッグウォーマー。鉄道猫(勤務時?)の時はベスト着用

夜行列車のアイドル。

鉄道猫としての姿ではない時は黄色の茶虎っぽい、ふつうにいそうな猫ですが、茶色の尻尾が他の猫よりかなり太めです。鉄道猫ナンバーから後ろはベストと、白いアーム、黒いレッグになります。

劇中劇ではグロールタイガーの手下を演じていますが途中から鉄道猫になるためいなくなります。(旗持ち4人から外れます)

 

個人ナンバーは劇場一体となって盛り上がりますね!手拍子で盛り上がりましょう!その他はデュトロノミー登場シーンのお迎え役。四つん這いで客席を上っていきます。他の猫が行きたがったのに彼が指名されていくので、誇らしい感じ!ゴキブリシーンではタイヤの周りを掃除したりサボったりしています。私は大好きな猫の一人
コリコパット 全体的に白っぽい感じの雄猫。ただし正面からみると黒い毛も多い。白・茶・黒。 ネーミングの後、ソロの終わったヴィクトリアとペアダンスを踊ります。  最後の握手にはきません!
ランパスキャット 黒と白のまだら猫。顔が歌舞伎の隈取っぽい。右脚が白、左脚が黒。

舞踏会の始まりに、歌いながら出てくる猫。歌通りの黒と白のジェリクルキャッツ。

舞踏会中盤で曲がロック調になり皆が円になっている時に中心でボンバルリーナと踊ります。雄で三角形を作る時はマンカスと同列。ダンスナンバーで活躍!

ミストのマジックシーンでは、赤い布を向かって下手側で広げています。

おそらくマンカスの次の地位では。マンカスの立ち位置と反対側にいることもたびたび。

 

やはり見所はダンス、舞踏会中盤でボンバルリーナと一緒に円の中心で踊るシーン。また、舞踏会の始まりに歌いながら入ってくる場面では、役者さんによっては「小柄」という歌詞に対して「どの口がそれを言う?」っという心のツッコミを入れたり。ニ幕冒頭のジェミマとのからみも観てみましょう。

カーバ・ギル・コリコのトリオに次いで、登場シーンが多いです。

 

*猫の名前/下手通路後方*ミストフェリーズ/調査中*最後の握手/上手後方
カーバケッティ バストファージョーンズの持つスプーンを受けとっています。また、最後にスプーンを持って寝転んで体重計になる。スプーンの針が振り切れちゃう!ほとんどのシーンにちょこちょこ姿を現しています。上手側から出てくることが多いです。二幕冒頭ではティミータとペアで踊ります。ギルと近くにいることが多いような気がします。落ち着いた青年猫、らしいです。

派手に目立つシーンはありませんが、要所でしっかりと踊っています。

ダンスナンバー!同じく登場シーンの多いギルバート、コリコパットとの3匹の中では、他の二匹に比べてアクロバティックなジャンプなどが入ったダンスシーンよりもむしろ、リフトなどのゆったりしたシーンの方が多い感じがします。わりとひっそりと目立つ猫、という感がありますが。はっきりと目立つシーンは…グリザベラいじめとか、マジックシーンで取り出された赤い長い布をもらう辺りか。  最後握手/きません!

 

ギルバート 一幕冒頭では空中ブランコ、二幕の劇中劇ではシャムネコ軍団の隊長を務めたり、ミストフェリーズのマジックシーンでステッキを渡されて飛んでいくなど、アクロバティックなシーンで活躍!ただし、マキャヴィティには派手にやられてます。そのやられっぷりもアクロバティックかも? 一番の見所はなんと言ってもシャム猫軍の隊長!華麗な殺陣を見せてくれます。nヌンチャクに使っているのは鍵をつなぎ合わせたもの。また剣にするのはバターナイフ!素のギルバートとしては冒頭の空中ブランコ。マキャヴィティにやられる時のすばらしい回転。そして最後のラインでのダンス直前にマキャ(黄)とからんで遊ぶところは見逃してはなりません!  最後の握手/最後の握手/向かって右上にいて降りてきません!
マキャヴィティ 一幕から姿をちらほらと表していますが自己ナンバー後でようやくセンターに上がります。歌通りの姿ではありませんが、明らかに猫じゃねぇ!という姿の犯罪王。恐ろしいほどの唸り声を上げ、襲い掛かります。また、通常は黄色い猫(スキンブルに似ている)の姿で登場しています。特にはっきりとわかるのは、ボールでは雌猫たちのダンスの後に、タガー、タンブル、スキンブルとの4匹で踊るシーンと、鉄道猫シーンで、雄猫が寝そべって足をぱたぱたさせている時にセンター前にいて、スキンブルが上に立つ猫です。 やはりマキャヴィティファイトと呼ばれる闘いのシーン。雄だけではなく雌まで闘いを挑んでくる群れに対して暴れます。マンカスと激しいファイト中がやはり盛り上がります。また、神出鬼没な登場に吃驚した方も多いはず。(メインのマキャヴィティはもちろん彼ですが、神出鬼没のマキャは他の猫役者さんも演じられています。)逆に黄マキャとか素マキャと呼ばれる黄色の彼は笑ったりゆったりとしていたりヴィクトリアと熱いダンスを繰り広げたりと、好きな人からすると違う見所でいっぱいです。

*犯罪王は普段は一般社会で普通の人のように見える!?ということなのかしら?

 

タンブルブルータス オス猫の中では唯一毛並みの短い猫です。舞踏会シーン中盤アダージオで、他の猫達が地面に座る中、タイヤの上でカッサンドラとリフトを織り交ぜたダンスを踊ります。また、2幕最初もカッサンドラをゆったりとリフト。いつ見ても熱々のペアなのですぐに見つけられます。大人の猫らしいのですがグリザベラ登場のシーンではめっちゃ嫌な奴です(笑)。シャム猫軍では、グロールタイガーとグリドルボーンの愛のデュエット(笑)最中にギルの下、中央にいます。ナイフを取られるのは彼です。 はやはりカッサンドラとのソロ。他の猫が皆低い姿勢でダンスの止まっている中、タイヤの上ですばらしいリフトを披露します。常にカッサンドラとはラブラブ。目と目で会話、的なガスのシーンでは観ているこっちが恥ずかしいとはいえキャスト さんによっては夫婦に見えたり恋人に見えたり基本的にはカッサンドラと近くにいます。大人の猫らしくはしゃいでいる印象はありません。 最後の握手/客席にはきません!